八ヶ岳南麓をメインにした二拠点生活、いかがですか?

渋谷

二拠点生活の軸を八ヶ岳南麓におく、という発想

今回は二拠点生活について書いてみました。テレワークが普及する中、二拠点生活を考える人も多くなってきています。その多くは都市部の自宅を拠点に、地方にもうひとつの拠点を持つスタイルでしょう。

たまさん

こんにちは。八ヶ岳南麓にテレワーク移住している、たまさんです。八ヶ岳南麓でのワーケーションや移住/二拠点生活の情報を発信しています。

今回はその逆。生活の拠点を八ヶ岳南麓に移し、都市部の生活をサブとしてはどうでしょう?という提案です。

なお地方移住/二拠点生活の動向についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

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八ヶ岳南麓を中心とした二拠点生活のメリット

地方を拠点とすることで住居コストを下げることができる

八ヶ岳南麓を拠点とするメリットのひとつが住居コストの軽減です。数は多くありませんが賃貸アパートの平均家賃は5万円程度。一戸建ての別荘は中古物件で1000万円台。新築ならば4000万円程度が一般的でしょうか。

もちろん4000万円の不動産を誰もが簡単に購入できるものではないでしょう。しかし都内の平均的なマンションと比較すれば割安と言えるでしょう。

参考として東京都中古マンションと八ヶ岳南麓エリアの別荘価格を比較してみましょう。HOME4Uというサイトで東京都中古マンションの地域別平均価格。リゾートライフという八ヶ岳南麓エリアの中古別荘が検索できます。

好きな地域に暮らすことで生活の質(QOL)を高めることができる

八ヶ岳南麓を拠点とするもうひとつのメリットが生活の質(QOL)です。自然豊かな環境で暮らすのは、なんでもない毎日を心豊かにしてくれます。

春は桜や桃などの花に囲まれて。夏は青空のもと森の木々に触れ。秋に紅葉を楽しみ。冬の澄んだ空気の中雪山を近くに眺める。日々の散歩や買い物での外出でさえも特別なイベントのように感じることができます。

特に自然が好きな人やアウトドア活動が趣味な人には天国のような場所です。

八ヶ岳南麓で楽しめるアクティビティはこれらの記事も参照してみてください。

東京でのフレキシブルな拠点を持つことで実現する二拠点生活

フレキシブルな拠点を持つならサブスクリプションサービスが便利

八ヶ岳南麓に拠点を持っていても仕事の都合で都内に出る必要がある。そんなケースもあると思います。完全テレワークであった企業でも週1, 2日の出社(ハイブリッド)にする流れも出てきています。そんな時に都内にも生活拠点を作れたら便利ですよね。

一方そんなに頻度が高くない出社のために都内にマンションを借りるのも非効率的です。最近ではサブスクリプション型の宿泊サービスが増えてきています。これらを上手に利用すれば割安に都内拠点を持つことができます。

サブスクリプションサービスなら都内以外でのワーケーションも楽しめる

多くのサブスクリプションサービスでは拠点は全国に利用可能な施設を持っています。これを活用することで都内出勤時の拠点だけでなく、全国各地を訪れてワーケーションすることも可能です。

各社でサービスには特徴があります、提携ホテルを割安に利用できるもの。自社管理施設を中心にコワーキングスペースやシェアハウス的な交流を楽しめるもの。などがあります。各々の特徴を理解し、自分のスタイルに合ったサービスを選んでみてください。

二拠点(多拠点)生活に便利な住居サービス

多拠点生活向けサブスクリプションサービスは場所を選べて便利

二拠点(多拠点)生活に便利なサブスクリプションサービスをいくつか紹介します。最近は次々と多拠点生活に向けたサービスが出てきているので自分のスタイルに合わせて選択してください。

このブログでは八ヶ岳南麓をメインとし、都内をサブ拠点とする利用を想定しています。

ADDress

地域の空き家などを活用した全国施設を利用できるサブスクリプションサービスです。定額で全国の施設を利用でき、旅をしながら働くフリーランスなどに人気のサービスです。

施設により異なりますが、多くは居室部分は個室となっており、リビングルームが共用というスタイルです。シェアハウスのように人との交流が楽しめるのが特徴です。

施設は空き家や民家を改装したものが多く、必ずしも駅前など便利な立地とは限りませんが都内(23区内)にも複数の施設があります。

八ヶ岳南麓エリアにも清里、韮崎などに拠点があります。

出勤時の都内拠点としてだけでなく全国を巡って人と交流しながらワーケーションして歩く、といった方に向いていると思います。

料金は定額制。プランにより異なりますが4.4万円/月〜の定額制で、追加料金はなく各施設を利用できます。詳しくはADDressのサイトで確認してください。

HafH

提携ホテルを利用できるサブスクリプションサービスです。契約中は契約レベルに応じて毎月一定のコインと呼ばれるポイントが付与されます。提携ホテルには各々宿泊で消費するコインが定まっている、というシステムです。

コインは各種キャンペーンへの参加のほか、HafHの紹介などをすると追加で付与されるため、コミュニティ的な活動を通じてコインを得ることもできます。

提携ホテルは都市型のものもあればリゾートホテルもあるので都内出勤だけでなく全国を旅しながら働く、というのにも利用できます。

ホテルを利用するサービスなのでシェアハウスやコミュニティ的な制度と異なり、純粋に自分だけの時間を過ごすものですが、ユーザーコミュニティが活発でユーザー交流会のようなものも開催されているのでそちらへ参加するのも楽しいと思います。

料金は複数のグレードがあります。スタンダードで9,800円/月(初月のみ4,900円)となっています。詳しくはHafHのサイトで確認してください。

LivingAnywhere Commons

LivingAnywhere Commons(LAC)はメンバー制のコミュニティで、サブスクリプションサービス(定額制)のほか、都度利用や回数券などの料金体系があります。

施設利用そのものよりも「LivingAnywhere」という考え方の共鳴しているメンバーとの交流機会を得るために参加する、という印象のサービスです。八ヶ岳南麓エリアにも山梨県北杜市に拠点があります。

Webサイトにはメンバーが実践しているプロジェクトが多く掲載されているので共鳴できるプロジェクトに積極的に参加するなど、コミュニティを楽しむ方に向いているサービスだと思います。

LACの施設は全国にありますが単なる宿泊サービスというよりはコミュニティ活動を意識しているため都心施設はありません(2021年11月時点)。東京都の施設は高尾山口駅のみとなっているので出勤時のベースとして用いるのは工夫が必要かもしれません。

料金は都度払いで6,600円。定額払いは27,500円/月となっています。詳しくはLivingAnywhere Commonsのサイトで確認してください。

サブスクリプション以外にも二拠点生活に便利な宿泊サービスが続々と

多拠点生活向けサブスクリプションサービス以外にも便利なものがあります。マンスリーやウィークリーといった期間を区切った賃貸住宅サービスです。施設は提携ホテルであったりマンションであったりと様々です。いずれも定額で都内拠点を持つ、という意味で便利なので紹介します。

定期的に連続した日程で都内に出勤する、といった場合に便利なサービスだと思います。

Unito

Unitoは「外泊したら家賃が下がる」という面白いシステムを導入している賃貸モデルです。提携ホテルや直営施設の部屋を月額賃貸で借り、自分が使わない日程は他人に利用してもらうリレントという仕組みで、その分の家賃が減額になる、という仕組みです。

自分が契約した部屋とはいえリレントで他人も利用することを前提に考えるとあまり私物を自由に配置する、という生活ではなく、あくまでも期間限定や仮の拠点として生活をするような場合に向いています。

例えばプロジェクト型の仕事や、週に何回かの出社がある際の拠点がほしい、といった方に向いています。定額家賃の中に水道光熱費が含まれており、また敷金礼金などが発生しないのもこの制度の特徴です。スマホ登録、クレジットカード決済となっており一般の家賃よりも支払いも簡単です。

拠点も汐留、恵比寿など都心部に多くの物件があり二拠点生活のベースとして便利なサービスだと思います。

料金(家賃)は物件により様々なので詳しくはUnitoのサイトで確認してください。

U-boku

U-bokuはサブスクリプションサービスではなく、平日5泊6日に限定した宿泊サービスです。施設はマンションもあれば提携ホテルもあり、料金は施設により4つのグレードに分かれます。

この制度の面白いところは部屋の料金が決まっているが利用人数によって料金は変わらない、という点です。つまり宿泊可能人数の範囲内ならば、多い人数で利用したほうが割安になります。

5泊利用する中で途中2泊は家族も一緒に過ごす、とか、大きい部屋を予約して同僚と開発合宿などで利用する、といった使い方も可能です。

都内(23区)でも施設は多いので「今週はフルに東京暮らし」という時などに便利なサービスと言えます。都内以外の施設も多くありますので逆に平日5泊6日を使ったワーケーションといった使い方も便利そうです。

料金は平日5泊6日で25,000円から。施設により異なりますので詳しくはU-bokuのサイトで確認してください。

八ヶ岳南麓を拠点に二拠点(多拠点)生活を楽しもう

八ヶ岳南麓からなら新宿までは特急あずさで2時間程度。当日の朝出発しても朝10時の会議に参加することもできます。都内でどのくらい連続して、どのくらいの頻度で、出勤する必要があるか?をよく考えてフレキシブルな拠点を作ってみてはいかがでしょうか。

その他の移住/二拠点生活に関する情報はこれらの記事も参考にしてみてください。