冬の八ヶ岳南麓暮らし。暖房以外の電気代にも要注意

冬の八ヶ岳南麓暮らしは電気代がかさむ

最近は電気代高いですよね。八ヶ岳暮らしでも電気代は高くなっています。しかも冬になると毎年大きく電気代が上がるんです。

八ヶ岳南麓にテレワーク移住している、たまさんです。夏と冬では全然電気代が違うのにびっくり。色々節電してみたんだけどあんまり変わらず、、、

実は八ヶ岳暮らしでは夏と冬では全然電気代が違うんです。それは水道管凍結防止ヒーターがあるから、です。

八ヶ岳南麓暮らしでは夏と冬では電気代が全然違う

水道凍結防止ヒーターが冬の電気代の原因

八ヶ岳南麓の冬は日中でも氷点下。夜はマイナス10℃まで下がることも珍しくありません。当然そのままでは水道管も凍ってしまいます。そこでヒーター線をつけて凍結を防止するのです。

しかしこれは一定の温度になると自動でヒーターがONになるもの。冬の間はずーっとヒーターに電気を使うのです。これが冬の電気代高騰の理由です。

凍結防止ヒーターなんで、家にいてもいなくても電気代が発生するんですよね。

毎年1月2月の電気代はなんと夏の7倍!?

凍結防止のためのヒーターですからこの電気代は冬に集中します。去年の僕の家の実績でいうと、最も安い2021年7月が2,518円。一番高かった2022年2月が19,410円。実に7倍です。

11月〜4月までがヒーターによる電気代がありますが特に1月〜3月がピークです。とはいえこの金額は去年(2022年)の話。

今年(2023年)は電気代値上げの年です。1月の電気代を比較すると昨年の約1.5倍。これは2月の電気代が心配です。

こりゃ今年の2月の電気代は3万円超えそうです。まいったね。

夏はエアコン要らずなので電気代の差が激しい

一方で夏の電気代は安いものです。去年と比べればもちろん値上がりしていますがそれでも3,000〜4,000円代です。これはエアコンが不要なことが大きいでしょう。

もちろん八ヶ岳南麓といえど夏は暑いものです。ですがなんとか扇風機だけで凌いでいます。「凌いでいます」というのは、正直8月中旬などはエアコンがないと辛い暑さだからです。でもそれはほんの1〜2週間のこと。なんとか乗り越えています。

(広告)

サーキュレータにもなる扇風機だと夏も冬も使えるから便利ですね

電気の暖房を使う人はもっと差が激しくなることも

ちなみに僕の家の暖房は薪ストーブがメイン。補助的に灯油ストーブを使うだけで電気を利用する暖房はありません。(小型のセラミックヒーターがありますがほとんど使っていません。)

ただし家によってはデロンギのオイルヒーターを使ったり、エアコンの暖房を使うこともあるでしょう。電気毛布やコタツを使う家もあると思います。

(広告)

オイルヒーターは匂いもないし空気も乾かないからいいですよねー。寝室とかにおすすめ。

八ヶ岳南麓に冬も定住するなら電気代を覚悟しておこう

八ヶ岳南麓で暮らすならば冬の電気代を覚悟しておきましょう。これはかなり大きい金額ですが定住するならば必要な費用です。

別荘や二拠点生活ならばしっかりと水抜きしてからヒーターを止める方法も

一方で別荘や二拠点生活などで滞在日数が少ないのに1万円以上支払うのは大変ですよね。そんな場合はヒーター線の電源を抜いておくこともできます。

家の外にコンセントがたくさんついているところがあるはずです。これがヒーター線の電源です。分からない人は別荘の管理事務所などに聞いてみるとよいでしょう。

浄化槽に空気を送るブロワーの電源などもありますので配線をよく確認してヒーター線だけを抜くように注意しましょう(浄化槽のブロワーは止めてはいけません)。

家の外にこのような電源コンセントがたくさんついている場所がある。これがヒーター線の電源だ。注意深く正しいコンセントだけ抜くこと。

ただしヒーター線の電源を抜くならば絶対に水抜きを忘れないようにしてください。水が残っていればこの季節簡単に凍結してしまいます。特に給湯器内の水が凍ると給湯器が壊れることもあるので注意してください。

八ヶ岳南麓へ定住するなら冬のお試し移住がおすすめ

あなたが八ヶ岳南麓への移住(定住)を考えているならば、夏だけでなく冬にもお試し移住を体験するのをおすすめします。八ヶ岳南麓の冬の寒さ。時には凍結する水道や排水。そういったものも体験した上で決断してほしいな、と思います。

冬の備えをして八ヶ岳南麓暮らしを楽しもう

いろいろ厳しい話をしました。でも八ヶ岳に暮らす人の中には、実は冬が一番好き、という人も多いのです。薪ストーブのゆっくりとした時間。雲ひとつない青空と雪が積もった八ヶ岳や南アルプス。森の中に残った雪と動物の足あと。これらは心を満たしてくれます。

八ヶ岳の冬は寒いです。しかしきちんと備えておけば1年で一番美しい季節を楽しむことができますよ。

特に古い物件はサマーハウス(夏の避暑向け)も多く冬の断熱が弱いものもあります。中古で購入を考えている人は冬こそ物件選びにいい季節かもしれませんね。

八ヶ岳南麓への移住/二拠点生活についてはこれらの記事も参考にしてみてください。