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なんでも値上げのなか、八ヶ岳暮らしの冬を快適にしたい
灯油も薪も値上げの世の中。なんとか省エネ節約で冬を暖かく過ごしたいですよね。そこでこの冬はカーテンを変えたところ、だいぶ暖かくなりました。窓の断熱性、大事ですよね。
2023年1月には10年に一度といわれる大寒波がきて、八ヶ岳南麓でもマイナス13℃くらいまで気温が下がりました。でも窓の断熱性を改善したことで家の中では18〜20℃程度で過ごせています。(さすがにストーブ点けたら半袖でOKというレベルではないけど)
薪も灯油も値上げ。冬の暖房費の節約が重要
僕の家の暖房は主に薪ストーブ。補完として灯油ストーブも1つあります。薪ストーブだけでもある程度家を暖めることができるのですが、薪の費用も無視できません。
薪は宅配サービスを利用していますが今年から薪も値上げになりました。もちろん灯油も値上げです。値上げには各々理由があるので理解はできます。でも、消費者としてはなんとか費用を抑えたいものですよね。
そこで、どうすればもっと省エネで暖かく過ごせるのか?色々試してみることにしました。
薪は消費量によって費用が変わるんですが一番寒い1月、2月は2万円/月を超えることも。今年は薪の燃やし方も上手くなったので少し抑えられてるかな?
薪ストーブも使い方次第で結構燃費が変わるので、今年は効率的な薪の燃やし方を意識しています。薪ストーブについてはこちらの記事も参照してください。
家の断熱性を高めたい。でも中古物件だからできることが限られる
ともあれ一番大事なのは家の断熱性です。いくら暖房を強めても熱が外に逃げてしまったり、隙間風で外から冷気が入ってきたら意味がありません。
最近の新築物件は八ヶ岳の寒さにも耐えられるよう、二重ガラスを使っていたり、床下断熱材が多いものもあります。ですが僕の家は中古物件。根本的な解決策はちょっと難しい物件です。
正直なところ古い物件って断熱性が低いものも多いんですよね。
だからあんなに寒いんだ?窓の近くとか床とかすごく寒いものね
ま、予算ってものがあるから上を望めばキリがないのよ。でも工夫次第で結構暖かくできたよ。
次の冬にはポリカーボネートを使った簡単な内窓をDIYしてみました。こちらのほうが効果は高いと思います。よかったら参考にしてみてください。
さらに大きな窓はDIYでは対応できないので内窓工事をしました。最終的にはこれが一番効果高かったですね(費用も高かったけど)
窓からの冷気を防ぐことが大事
断熱性を高めるには、なんといっても窓が大事。窓から熱を逃さない。窓から外の冷気を入れない。これが大事です。
暖房熱の58%が開口部(窓)から逃げていく
なんと暖房熱が外へ逃げていくうちの58%が開口部(窓)からなのだそうです。さらに足元が寒いのも窓の断熱性が影響していることも。窓から冷気が入ることでコールドドラフト現象が起き、これが足元を冷やすのです。
なんと暖房熱が窓から流失する割合は58%。窓の断熱性改善が大事。
コールドドラフト現象というのは暖房で暖かくなった空気が冷たい窓によって冷やされ、床面に広がることで部屋の上下で温度差ができる現象です。暖房をいくら強くしても天井周辺が暖まるだけで足元は冷たいまま、という部屋になり暖房効率が悪くなると言われています。
断熱カーテン+断熱レースカーテンで窓の断熱性を高める
そこでまず手を入れたのはカーテン。これまでは中古で物件を購入した時に付いていたカーテンをそのまま使っていました。ただこれ、どうみても夏用の薄手のもの。
そこでカーテンを変えてみることに。近くのホームセンターで探してみたところ、断熱レースカーテンというのもあるようです。そこで断熱カーテンと断熱レースカーテンをセットで変えることにしました。
断熱カーテンはニトリ、ホームセンター、ネット販売で入手できる
僕は近くのホームセンターで買ったけれどネット販売だと色やサイズが選べていいですね。家のカーテン4ヶ所交換して約2万円くらいだったかな。
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効果はそこそこ、でした。窓からの冷気が減ったように感じます。ただ、それでも部屋が寒いことに変わりはありません。もうちょっと改善が必要ですね。
断熱カーテンは遮光しちゃうから部屋が暗くなっちゃうの。断熱レースも全体が白く見えて外が見えづらくなっちゃうの。このあたりはちょっと残念。
昼間はカーテンを開けておけば大丈夫だよ。夏になったらレースカーテンを変えるのもいいかもね(めんどくさいから多分変えないけど)。冬は暖かさ最優先だ。
ビニールカーテンも窓の断熱効果がある
そこで次に追加したのは断熱ビニールカーテンです。これはレースのカーテンと窓ガラスの間に用います。
少し床に垂らすようにするのがポイント。窓からの冷気がカーテン下から流れ込むのを防ぎます。ちょっと床に垂れているのは見た目に気になりますがカーテンで隠してしまえば大丈夫です。
断熱レースカーテンの裏に断熱ビニールカーテンを付けた。透け具合(透けない具合)はこんな感じ。
これはそれなりに効果があったんじゃないかなあ。断熱カーテン+断熱レースカーテン+断熱ビニールカーテン揃えてから+2〜3℃は室温変わったように感じます。
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見た目がちょっと安っぽいのがイマイチなとこ。あと最初はちょっとビニールの臭いがあるから気になる人もいるかも。
とはいえコスパと効果を考えれば買って正解かな、って思うよ。去年の冬は家の中が寒かったからなあ。。。2ヶ所の窓に取り付けて4000円くらいかな?
他にもプチプチと呼ばれる梱包材を窓に貼ったりする方法もあります。窓と室内の間に空気の層を作ることが断熱のポイントです。他にもポリカーボネートなどの断熱シートなどが販売されているので、いろいろ試してみてください。
それでも寒い夜はキャンプ用銀マットも窓の断熱に効果的
断熱カーテン+断熱レースカーテン+断熱ビニールカーテンの3点セットで多少は暖かくなったのですが、深夜などは足元の冷えを感じます。
これは床下が冷えるのかなあ?と思いキャンプ用の銀マットを床に敷いてみました。でもなんか違う感じ。これはやっぱり窓際から冷気が来てるな?と思ってマットを立てかけることにしました。
これはかなり見た目を犠牲にするのですが効果は絶大。深夜など寒さが厳しい時に実感します。
さらに寒い夜はキャンプで使う銀マットを窓際に立ててしまう。これでコールドドラフト現象はかなり抑えられる。
元々はキャンプで使う銀マットですが家にいる時にも結構便利に使えることが分かりました。
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中古物件でも工夫次第で暖かく過ごせる
僕の家は中古物件なので断熱性には課題が残ります。ぶっちゃけ値段は正直、何千万円もする物件とは差があります。
手頃な値段の物件には難があるものです。壁も床も最新の家と比べると断熱性は劣るなあ、という実感です。とはいえ工夫次第でかなり暖かくなるものです。
他にもシーリングファンを使って対流させたり色々工夫しました。去年の冬と比べると快適になりましたよ。
リフォームできる家ならば二重ガラスへの変更なども考えよう
他にもリフォームする、という方法もあります。寒さ対策で有効なのはサッシの二重ガラス化がおすすめです。見た目もスッキリし、効果も高いのが嬉しいですね。
1ヶ所の窓で10万円程度からサッシ交換ができるようです。4ヶ所、5ヶ所となると結構金額が大きくなりますが効果も大きいでしょう。他にも元のサッシ次第でリフォーム費用も変わるのでまずはお近くの業者さんに相談してみてください。
サッシ交換や内窓工事はお金もかかるけど効果も大きいようですね!
カーテンを見直して冬の八ヶ岳暮らしを暖かく過ごそう
リフォームが難しい家でも今回のようにカーテンを工夫するだけでもかなり暖かさは変わります。他にも床下からの冷気を抑えるためにラグを敷いたり、色々工夫できる箇所もあるでしょう。
冬の八ヶ岳暮らしが寒くてたまらない人もちょっとの工夫をしてみましょう。部屋が暖かくなるだけで、かなり幸せになりますよ。
その他、八ヶ岳の移住/二拠点生活に関する情報はこちらの記事も参照してください。
八ヶ岳南麓にテレワーク移住している、たまさんです。八ヶ岳の冬はともかく寒いです。なんとかこの寒さを和らげたい、と思って色々試してみました。