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八ヶ岳南麓の冬は寒い!暖房はすごく重要
八ヶ岳南麓の冬は寒いんです。雪こそあまり降りませんが気温は日中でも0℃を下回ることも。家の暖房が不可欠です。では、どんな暖房が八ヶ岳南麓では人気なのでしょうか?
今回は八ヶ岳南麓暮らしで一般的な薪ストーブ、FFヒーター、灯油ストーブの3つについて特徴や注意点を整理してみます。
八ヶ岳南麓でおすすめの暖房はこれ
結論から言うとFFヒーターが一番便利です。設置工事は必要ですが燃費もよく細かい温度調整もできて便利です。また複数の暖房を組み合わせて使うのがおすすめです。各々の特徴を整理しておきます。
- 薪ストーブ:嗜好品と考えるべき。薪が無料で手に入るならお得だが手間はかかる
- FFヒーター:メイン暖房としてもっとも便利でコスパに優れる
- 灯油ストーブ:他の暖房があっても補助として持つべき。メイン暖房で使うには大型モデルが必要。
ちなみに僕の家は薪ストーブがメインで灯油ストーブも補助的に使っています。
薪ストーブは手間がかかるが揺れる炎が魅力
最近の八ヶ岳南麓では薪ストーブが人気です。手間はかかりますが揺れる炎が癒しになります。最近では薪だけでなくペレットという木の粉を固めたものを燃料としたペレットストーブというものもあります。
薪ストーブについては他にも記事がありますので併せて参照してみてください。
薪ストーブの特徴・いいところ
薪ストーブはなんといっても揺れる炎が魅力。炎を眺められるから冬の八ヶ岳暮らしが好き、という人も多いものです。
薪ストーブの特徴をリストアップしました。手間を楽しめるかどうかがポイントですね。
- 揺れる炎が冬の楽しみという薪ストーブファンも多い
- (薪が無料で手に入るならば)燃料費がかからない
- 天板やストーブ内で料理もできる
- 手間はかかるが逆にそこが愛おしい
薪ストーブの注意点・デメリット
ぶっちゃけ暖房器として考えるなら大型灯油ストーブの方が優秀です(笑)
薪ストーブの注意点をリストアップしました。薪を燃やすものなのでどうしても手間もかかりますね。
- すぐには暖かくならない(着火から1〜2時間は暖かくならない)
- 細かい温度調節ができない(寒すぎる・暑すぎるということがある)
- 部屋が木屑や灰で汚れるので毎日のように掃除が必要
- 部屋が焚き火臭くなる。布団やニットなどに焚き火臭が残る
- 毎日薪(15kg以上)を運ぶ必要がある
- 自分で薪割りするのは重労働(薪を購入するなら不要)
- 風の強い日は煙が逆流することもある
- 煙突掃除などの定期的メンテナンスが必要
薪ストーブにはデメリットも多い。それを理解して使えば素敵な道具だ。
薪ストーブの設置費用とランニングコスト
- 設置費用:100〜190万円程度(本体20〜80万円程度。煙突50〜70万円程度。設置30〜40万円程度)
- ランニングコスト:1〜3万円/月程度(薪の購入費用)
薪ストーブを後から設置する場合、目安として大体100〜190万円程度の費用がかかります。これには本体の費用、煙突工事、ストーブ設置費用が含まれます。
ただしストーブの種類も多いですし、設置場所も鉄板やレンガなど方法によって費用も変わります。最近は円安や物価上昇の影響もあるので費用は業者に見積もりを取ってから判断してください。
ランニングコストは主に薪の費用です。薪を購入する場合、目安として1〜3万円/月程度でしょう。これには煙突掃除などのメンテナンス費用は含んでいません。
FFヒーターは即効性のある暖かさが魅力
効率性や手間を考えると、最も便利なのがFFヒーターです。燃料は灯油を使うのが一般的です。灯油タンクは家の外にあり、ヒーターが壁際に設置されるのが一般的です。最近はキャンピングカー用暖房としても人気になっています。
FFヒーターの特徴・いいところ
住宅用のFFヒーターはガスファンヒーターのような形をしているものが一般的です。いいところはなんといっても便利なこと。いくつかリストアップしてみます。
- スイッチを入れれば数分で暖かくなる
- デジタルな温度設定が可能(例えば22℃を継続するなど)
- 外気を取り入れるので部屋の換気が不要。連続して暖めることができる
- 燃料が灯油なので簡単に入手できる(LPガスのモデルもあり)
- 外部タンクなのでいちいち給油する必要がない(定期的に業者が給油)
FFヒーターの注意点・デメリット
FFヒーターを使う上での注意点はあまりないのですが、取り付け上の注意点があります。
- 燃料タンクが外にあり外気を利用するため壁に穴を開ける工事が必要
FFヒーターの設置費用とランニングコスト
- 設置費用:約12〜30万円程度(本体10〜25万円程度)
- ランニングコスト:1万円/月程度(灯油代)※LPガスのモデルはもっと高額になります
FFヒーター本体は10〜25万円程度。工事費用は2〜5万円程度が一般的です。薪ストーブと比較すると煙突や特別な炉台が不要なので費用も抑えられます。
ランニングコストは部屋の大きさや使い方によりますが八ヶ岳南麓であれば1万円/月程度が一般的でしょう。蓼科高原など北麓で点けっぱなしの場合は2〜3万円/月になるケースもあるそうです。
灯油ストーブはお手軽ですぐ暖かくなるのが魅力
灯油ストーブはもっとも手軽な暖房です。リビングルームなど大きな部屋に大型のストーブを置き、寝室などにも個別にストーブを設置するなど複数設置することもできます。
灯油ストーブの特徴・いいところ
灯油ストーブはなんといっても簡単・便利です。ガソリンスタンドやホームセンターで灯油を買っておけばいつでも利用できます。いいところをリストアップします。薪ストーブやFFヒーターが付いている家でも寝室など補助的な暖房で使う家も多くあります。
- 本体価格が安価。数万円で入手できる
- 機種によっては電源が不要。停電の際も使える
- 燃料が灯油なので入手が簡単。ガソリンスタンドやホームセンターで買える
- 寝室だけ、など特定の部屋だけ暖めることもできる
- 家の中で移動できる。昼は書斎、夜は寝室といった使い方ができる
灯油ストーブの注意点・デメリット
灯油ストーブは手軽なのであまりデメリットはありません。補助的な暖房としては便利なものです。ただし灯油ストーブをメイン暖房として使うならば大型のストーブが必要になるでしょう。
- 細かい温度調整はできない(ファンヒーターは可能)
- 定期的に灯油の給油が必要(数日に1回程度)
- メイン暖房にするには大型ストーブが必要
灯油ストーブの設置費用とランニングコスト
メイン暖房で使う場合、業務用ストーブが必要でしょう。ブルーヒーターとも呼ばれています。
- 本体価格:5〜7万円程度(設置工事不要)
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補助的な暖房や寝室などで使うならこのサイズで十分でしょう。
- 本体価格:2〜3万円程度(設置工事不要)
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ランニングコストは使い方により幅が大きいのですが1〜2万円/月程度が一般的でしょう。
その他にも室内を暖かくする方法はある
他にも床暖房を取り入れている家もあります。新築ならば予め設置しておけばいいのですが中古物件でリフォームするのは高額になるので注意しましょう。
床暖房があれば薪や灯油などのランニングコストも低く抑えることができます。
また、窓の断熱性を高めるなど、暖房以外の部分でも室内を暖かくする方法はあります。ランニングコストを抑える意味でも家の断熱性は見直してみると良いでしょう。
効果的に暖房を使って冬の八ヶ岳暮らしを楽しもう
冬の八ヶ岳南麓は寒いものです。日中でも氷点下となることも珍しくありません。ですが効果的な暖房を使えば室内は快適です。室内が暖かければこそ、寒い外にも出かけられるものです。
どの暖房をチョイスするかはあなた次第。特徴やメリット・デメリットを理解して最高の暖房を見つけてください。
ともかく八ヶ岳の冬は寒いんです。でも寒いからこその美しさ、楽しさを経験してほしいですね。そのためにも家の暖房、大事です。
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八ヶ岳南麓への移住/二拠点生活についてはこれらの記事も参考にしてみてください。
八ヶ岳南麓にテレワーク移住している、たまさんです。薪ストーブ歴3年。八ヶ岳では薪ストーブ以外にもFFヒーターや灯油ストーブを使っている人もたくさんいます。