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八ヶ岳南麓では薪ストーブは冬の人気アイテム
薪ストーブ、いいですよね。揺れる炎は立派な酒のつまみになります。ストーブの天板で煮込み料理も作れますし。八ヶ岳暮らしを考えている人の中にも薪ストーブへ憧れている人もいるのではないでしょうか?
八ヶ岳南麓の冬は日中でも0℃程度。1日氷点下の日も珍しくありません。「薪ストーブなら冬でも半袖で大丈夫」なんて記事もありますが実際はどうなのでしょう?
その他薪ストーブのメリット、デメリットはこちらも参照してください。
僕の家では薪ストーブでは室温20℃くらいまで
結論から言うと、僕の家では氷点下の日でも室温20℃くらいまで暖まります。部屋の隅の方が15℃、ストーブの近くは20℃を超えます。
凍える寒さではないですが半袖で過ごすのはちょっと難しいですね。でもほとんど薪ストーブだけで冬を過ごしています。
僕の家の薪ストーブ。半袖で過ごすことはできないが、そこそこは暖まる。
どうですか?もうちょっと暖かくなることを期待していた人も多いと思います。15〜20℃だと半袖はちょっと辛いですよね。
もちろんもっと暖かい家もあると思います。実は薪ストーブで暖かく過ごすにはいくつか条件があるんです。
実は僕も「冬でも半袖」を期待していたんですが、そうもいかず(苦笑)
薪ストーブは暖かい?暖かくない?
一方で薪ストーブは暖かくない、という声もよく聞きます。実際は「それなりに」暖かいのですが、どうして「暖かくない」という声があるのでしょうか?それは薪ストーブにはいくつかの注意点があるからです。
薪ストーブはすぐには暖かくならない
薪ストーブはエアコンのようにスイッチを入れたらすぐに暖かくなる、というものではありません。
まず焚き付けという細かい木片に火をつけます。火が安定したら薪を追加し二次燃焼させます。そしてストーブ本体が暖かくなって輻射熱が室内を暖めるのです。
なので朝イチすぐ暖まりたい、という人には向いていません。
薪ストーブの本体は鉄でできています。薪が燃える熱だけでなくストーブの鉄が周囲を暖める仕組みです。また、家の木材も熱を蓄えます。毎日使っていれば段々家が暖かくなってくる訳です。
別荘など週末利用だけだと、やっと家が暖まる頃に東京に帰る、なんてことにもなりかねませんね。
正しく薪を燃やさないと暖かくならない
薪ストーブは最初焚き付けという細かい木片に火をつけます。この時に一気に炎を作る方が効率的なのです。
ですが少量の焚き付けで火を点ける人もいます。というのは焚き付けは別途買うか、もしくは薪を細かく割る必要があるからです。この手間を嫌がり少ない焚き付けで済ます人も多いのです。
ですが焚き付けが少ないとストーブが暖まるのに時間がかかり、なかなか暖かくなりません。また湿った薪を使ったり、燃やす薪が少なすぎる場合もなかなか暖かくなりません。
家の断熱性が低いと薪ストーブだけでは暖かくならない
家の断熱性も重要です。特に古い物件を中古で購入した人は注意が必要。家の断熱性はストーブの性能以上に重要だと思います。
ですが古い物件は断熱があまり考慮されていないものも多いのです。
例えば窓。二重ガラスになっていればいいのですが大きな一枚ガラスの窓がたくさんある家などはどんどん窓から熱が逃げていってしまいます。
床下の断熱も重要です。高床型の家だと床下に風が抜けるので断熱性が低いと底冷えしてしまいます。
今年の冬はついに二重窓(内窓)工事をしました!そしたらだいぶ暖かくなりましよ。やっぱり家の断熱性と暖房性能の組み合わせが大事ですね
薪ストーブで部屋を暖かくするには?
では薪ストーブで家を暖かくするにはどうすれば良いのでしょうか?中古物件などで大きな変更ができない場合も少し気を付けるだけで暖かくなりますよ。
上にある暖かい空気を循環させると暖かい
暖かい空気は上の集まります。逆に足元には冷たい空気が溜まるので寒さを感じやすくなります。
そこで空気の循環をします。シーリングファンやサーキュレータを使って室内に空気の流れを作ることでより早く室内を暖めることができます。
部屋の湿度を上げると体感温度が暖かくなる
体感温度を上げるためには湿度も重要です。薪ストーブは空気を乾燥させるのでそのままだとどんどん湿度が下がり、温度は上がっても体感的には暖かく感じないのです。
冬の室内湿度は40〜60%が理想的と言われています。加湿器もいいですが薪ストーブの天板にヤカンや鍋を置いてお湯を沸かしておくと便利です。
できるだけ家の断熱性を高める
断熱性が低い家でもできることはあります。例えばビニールの断熱シートをカーテンと窓の間に入れるだけでも効果がありますよ。
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またカーテンそのものも断熱カーテンに替えることで熱が外に逃げるのを抑えることができます。床下から底冷えする場合は床にラグを敷くなどの工夫をするのも有効です。
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僕も断熱ビニールカーテンと断熱カーテンに替えました。床はシンプルなのが好きなのでラグはまだ敷いていないんだけど底冷え対策もあるといいよね。
二重窓(内窓)をつける前に試したのが断熱カーテンとDIY内窓(ポリカーボネート)です。二重窓ほどの効果ではないですが安価にできるのでまずはここから試してみるのもおすすめです。
どうすればもっと暖かく過ごせるか?
薪ストーブを暖かく使う方法はわかったけど、20℃だとちょっとまだ肌寒いですよね。ではどうしたらもっと暖かく過ごせるでしょうか?
できるだけ暖かい場所で過ごす
これは当たり前なんですが薪ストーブの近くで過ごせば暖かいのです。部屋の隅は15℃でも薪ストーブの近くなら20℃以上になっています。僕は冬の間、仕事机をストーブ近くに移しました。
また、空気の循環はするものの、それでも吹き抜け2Fの方が1Fよりは暖かいもの。冬は2Fで過ごす、というのもありかな、と思っています。
2Fに仕事できる環境を整えようかな。コタツと座椅子でもいいな、って思ってます。2Fなら半袖は無理でも薄着でいけそう。
暖かい服を着る
これもかなり当たり前の話。暖かい服を着れば快適です。ダウンやフリースもいいのですが僕はウールのセーターがお気に入り。厚手のウールは空気を含むのでかなり暖かいです。ノルディック柄のセーターとか、八ヶ岳暮らしに似合いそうですよね。
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あと足元が冷えるのでウールの靴下も愛用しています。暖かいルームシューズもいいですね。
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薪ストーブで冬の八ヶ岳暮らしを楽しもう
薪ストーブがあっても、冬でも半袖というわけにはいきません(少なくとも僕の家では)。それでも僕は薪ストーブが大好きです。炎を眺めながらお酒を飲む。天板でゆっくりと煮込み料理を作る。そんな楽しみがあります。
薪ストーブを使った煮込み料理は冬の楽しみのひとつ。寒い季節も体が暖まる。
友人が遊びに来たら薪ストーブで鍋やほうとうを作るのもいいですよ
半袖で過ごすことはできないけれど、体だけでなく心も温めてくれる薪ストーブ。あなたも薪ストーブで冬の八ヶ岳暮らしを楽しんでみませんか?
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薪ストーブについてはこちらの記事も参照してみてください。
八ヶ岳南麓への移住/二拠点生活についてはこれらの記事も参考にしてみてください。
八ヶ岳南麓にテレワーク移住している、たまさんです。薪ストーブ歴3年。まだまだ勉強中です。