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2024年2月5日は南岸低気圧の影響で久しぶりの大雪になった
2年ぶりに東京でも大雪警報となった2024年2月5日の雪。八ヶ岳南麓でもしっかり降りました。今回は久しぶりの大雪だったこともあってあちこちで通行止めや混乱もありました。今回は大雪になった八ヶ岳暮らしの実態をお知らせします。
八ヶ岳南麓が大雪になるのは南岸低気圧のとき
普段の八ヶ岳エリアはそんなに雪は降りません。八ヶ岳おろしが吹き荒れ気温は下がりますが雪はちょこっと積もる程度ですぐに溶けてしまいます。
でも八ヶ岳南麓でも数年に一度大雪になることがあります。それは関東が大雪となる南岸低気圧の時なんです。今回の大雪がまさにそのパターンでした。
八ヶ岳の雪についてはこちらの記事も参照してください。
今回は東京都心でも8cmの積雪が。関東が大雪の時は八ヶ岳も大雪です
2024年2月5日のニュースは東京の大雪の話ばかり。ずっと新宿駅前や八王子駅前の雪の様子がテレビで流れていました。都心でも8cmの積雪ってことですからあちこちで車の立ち往生や転倒事故があったようですね。
八ヶ岳が大雪になるのはこのような関東に雪が降るときです。この日は昼前から雪が降り始めました。みるみる積もりはじめて辺りは真っ白。夜になるとさらに強まって30cm以上の積雪になりました。日付が変わる頃には雪は止みました。
今回の大雪は道路や鉄道など交通への影響が大きかった
今回は久しぶりの大雪で交通への影響もありました。八ヶ岳周辺では高速も国道も通行止め。鉄道も運休になって1晩だけとはいえ孤立してしまいました。
まあこんな日は家で暖かくして過ごしましょう、ってことですね。雪を見ながら薪ストーブでぐつぐつ煮物を作ってました(笑)
山梨は豪雪地帯ではないので除雪車も少ないんですよね。今回のような大雪だと除雪が追いつかずに次々と道路が通行止めになってしまったようです。
中央高速・国道20号・141号が通行止めに。除雪が追いつかず道路も積雪が残る
今回は関東を含めて広いエリアで降雪が予想されていたので中央高速は早いタイミングで予防的措置として通行止めになりました。八王子ICから先が通行止めとなったのでほぼ機能しませんでした。
もともと中央高速の相模湖IC周辺はカーブや坂が多く、少しの雪でも事故が起きて通行止めになりやすいんですよね。
さらに国道でも通行止めがありました。国道20号・141号が通行止めとなり八ヶ岳エリアがほぼ隔離された感じです。除雪が追いつかずスタッドレスタイヤでも立ち往生する車が続いたようです。
中央本線も運休に。列車内で一晩過ごした人も
鉄道も運休になりました。雪による倒木で線路が塞がれ中央本線は高尾〜富士見間が運休。八ヶ岳エリアは鉄道でも孤立した状態です。特急のあずさ・かいじも最寄駅で停車し、復旧まで1700人もの人が一晩車内で過ごしたそうです。
この結果物流が機能せずコンビニにも商品が届きませんでした。お弁当やおにぎりなどがなく棚がスカスカのコンビニは寂しかったですね。飲食店もほとんどが閉店になりました。八ヶ岳は個人店が多いので雪かきに追われて営業する余裕がなかったようです。
過去の大雪の時、八ヶ岳南麓はどうだった？
2022年の大雪警報の時は積雪20〜30cm程度
僕が八ヶ岳暮らしをして3年。前回の大雪は2022年2月でした。この時は20〜30cmの積雪。今回の方が積雪は多かったように思います。高速道路は早めに通行止めになりましたが国道や主要幹線道路は通れたので今回の方が影響は大きかったですね。
前回の大雪は2022年2月。翌日きれいに晴れたのでスノードライブに出かけた。この時も大雪警報が出たが交通の影響はなかった。
かつては山梨県全体が孤立するほどの大雪になったことも
このように普段は雪が少ない八ヶ岳エリアですがかつて山梨県全体が孤立するほどの大雪がありました。2014年2月の大雪です。このときも南岸低気圧による大雪でした。大月市や甲府市でも100cmを超える積雪となったようです。
この頃はまだ八ヶ岳暮らしをしていなかったけど1週間くらい完全孤立しちゃう、大災害だったんですよね
このときは鉄道、高速、国道が全て通れず県内に物資が届かず大変だったそうです。別荘地の中は管理センターが除雪してくれたけど市道・国道の除雪が追いつかず、結局どこにも移動ができなかったなんて話も聞いたことがあります。
八ヶ岳周辺で大雪になるとどうなる？
大雪警報が出ると、だいたい20〜30cmの積雪になります。(今回は除雪が追いつかず通行止めになりましたが)普段は幹線道路は除雪されるのでそんなに困ることはありません。
別荘地は公道ではないので除雪は管理センターが行います。大規模な別荘地は管理センターが除雪車を持っていますが小規模な別荘地には十分な設備がないことも。その場合は自分で雪かきしなくてはなりません。
大規模な別荘地だと家の前まで除雪してくれるのがありがたいですね。でも自分の敷地内は自分で雪かきしないとダメですよ！
別荘地などは目の前まで除雪のサービスもあるがそれでも雪は残ります。このくらい積もるのは八ヶ岳南麓では珍しいです。(2022年2月10日の山梨県に大雪警報が出たときの撮影)
また20〜30cm雪が積もると車種によってはスタッドレスタイヤでも車が動けないこともあります。幹線道路は除雪されても家から幹線道路まで車を動かせないんです。車高が低い車だと20〜30cmの雪の壁を越えられないんですよね。今回の大雪でも車を掘り出して、道路まで雪かきしている家がたくさんありました。
僕はジムニーなので雪も気にせず外出できました。やっぱり4WDは便利です
大雪の後は道路が凍結するから気をつけて！
八ヶ岳で大雪が続くことはほとんどありません。翌日には青空になります。でも本当に気をつけなくてかいけないのは翌日から。八ヶ岳は気温が低いので日陰の雪がいつまでも溶けずに残るんです。
日向の道はすっかり乾いていても日陰はアイスバーンなんてことも珍しくありません。特に下り坂は要注意。スタッドレスタイヤでも止まれないこともありますから気をつけてください。
雪の翌日からが本当に気をつけるとき。八ヶ岳エリアには凍結している道が多い。
ほんの100mくらいがツルツルで動けない、なんてこともあります。カーブの先は凍結路、なんてこともあるので運転には気をつけてください。
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八ヶ岳南麓への移住/二拠点生活についてはこれらの記事も参考にしてみてください。
八ヶ岳南麓にテレワーク移住している、たまさんです。八ヶ岳南麓へのワーケーションや移住/二拠点生活に関する情報を発信しています