ワーケーション施設に求めるものとは?

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ワーケーション施設に求めるものとはなんだろう?

こんにちは。八ヶ岳にテレワーク移住している、たまさんです。このブログではワーケーションやテレワークについて書いていこうと思っています。

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今回は実際にワーケーションで旅に出た際、宿泊施設に備えてあるといいもの、無いと困るもの、について書きます。なお、実際のワーケーションルポはこちらを参照してみてください。

なお、今回はいわゆるカフェやコワーキングスペースなどの立ち寄り施設ではなくホテルや旅館などの宿泊施設について記しています。また、今回の記事は合宿型のワーケーションではなく、ひとり(または家族やパートナーと同行し、仕事は単独で行う)テレワークでのワーケーションスタイルを想定しています。

世の中のワーケーションプランに本当に使えるのか?

ワーケーションは新たな旅の形としてたくさんのホテル、旅行会社などがワーケーションに適したプランを紹介しています。これらの多くはご当地ならではのアクティビティを多く盛り込んでいますが、実際ワーケーションって働きながら旅をするので、アクティビティより大事なものってたくさんありますよね。アクティビティを重視するなら休みを取って訪れればいいので、ワーケーションで本当に大事なものってどんなものなのか?実体験を中心にご紹介します。

何より大事なのは仕事(テレワーク)の環境が整っていること

テレワークでどこでも働けるようになったとは言え、そのために必要な環境が整っていないとワーケーションになりません。自宅で働くよりもリラックスし、生産性を高めるためのワーケーションですからまずは仕事の環境が快適なことは最重要項目です。

ヨガを楽しんだり地域文化に触れられる施設も素晴らしいですが、まずはテレワーク環境が整備されていることを優先順位に施設を選ぶ必要があります。

WiFiはほとんどの施設で使えるが回線速度が重要

今はほとんどのホテルでWiFiが利用できます。旅館やゲストハウスでもインバウンド需要を取り込むためにWiFi環境を整備しているところがほとんどです。しかし実際に働いてみると部屋によって電波が弱かったり回線が遅かったりすることもあります。

施設予約の際にテレワークをするのでWiFiが十分に使える部屋にしてほしい、など要望に付け加えておくと安心できます。多くの施設で問題なく使えると思いますが、万が一があると滞在中の仕事が思うように進まないのでこれは念押しして確認しておくことをおすすめします。

また万が一ホテルのWiFiがうまく繋がらないときにはスマホのテザリング機能を使うなど、バックアッププランも用意しておくと良いでしょう。

外付けモニターがあるワーケーション施設が便利

コワーキングスペースなどでは外付けモニターを利用できる施設もありますがワーケーションの場合、ホテルなどの宿泊施設を使うのでモニターを利用できないケースがほとんどです。ビジネスホテルなどはコンパクトながら机、椅子など仕事に集中しやすい環境が整っているのですが多くの場合モニターは利用できません。

最近ではテレワークも普及してきており在宅勤務でも自宅にモニターを用意している人は多いのではないかと思います。せっかくのワーケーションで優雅な場所で働いても、画面が普段より小さいPCの液晶画面だけだと仕事もはかどりませんよね。レンタルでも良いのでモニターが利用できる施設が今後増えると一層ワーケーションには便利になることでしょう。

ちょっとしたTips。室内の液晶テレビをモニターとして使う方法も

ホテルや旅館では室内に液晶テレビが備え付けられていることでしょう。この液晶テレビをモニターとして使う方法もあります。液晶テレビにはHDMIという外部入力のインタフェースがあるのでこれを利用します。

HDMIと自身のPCを接続するケーブル(例: Macbookの場合USB-Cが一般的)を持っていればPCの外部モニターとして利用できます。接続した後テレビのリモコンで入力切替ボタンで外部入力へ切り替えれば表示可能です。施設によっては外部入力への切り替えができなかったりテレビへのケーブル接続が物理的にできない場合(壁に埋め込んでいたりテーブルから遠い場所にあるなど)もありますので注意してください。

また液晶テレビをモニターとして用いる場合、PC用モニターと比べると解像度が低いことが多く点も注意が必要です。

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テーブル近くに電源コンセントがあると便利

さすがに部屋に電源コンセントがないホテルや旅館はないでしょう。ビジネスホテルなどはテーブルに電源コンセントが付いているケースがほとんどです。が、リゾートホテルや旅館などはテーブルが電源から離れていたりするケースもよくあります。

特に温泉旅館などは座卓がメインでテーブルは窓際にリラックスするために置いてあるところもあり、電源が遠いなど思わぬ不便を感じることもあります。

ベランダで海を眺めながらちょっとだけメールチェックを行う、などならば電源がなくともノートパソコンで仕事もできますがビデオ会議や資料作成など、根を詰めて仕事をする際にはテーブル近くに電源がないと不便ですので部屋が確認できる場合は調べておくと良いでしょう。

もしくは延長ケーブル(テーブルタップ)を持参すると便利です。

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個室空間があると家族やパートナーとの旅行でも便利

宿泊する場合は部屋に入ってしまえばプライベートを保つことができますのでカフェやコワーキングスペースなどを利用するよりは安心です。しかしチェックインの前やチェックアウトの後に会議が1つだけある、というスケジュールのときも出てくるかもしれません。

また、家族やパートナーと一緒に旅をしていても仕事に集中したい時やプライバシーを保ちたい会議などもあるでしょう。そんな時に個室空間があると便利です。

残念ながらこれはまだ多くの施設に備わっているわけではありません。リゾートホテルなどは(空いていれば)カフェやラウンジなども利用できますが混雑状況は予想するのが難しいものです。30分単位などで利用できるブースがあると便利ですよね。今後の拡充に期待したいところです。

ちょっとしたTips。カラオケ施設を個室利用できるところも

温泉ホテルなどではカラオケ施設を備えているところもありますが日中の利用はほとんどありません。またカラオケのブームも落ち着いているため施設はあるが利用はあまりない、というところもあるでしょう。カラオケ施設を備えているところに宿泊する場合はこちらを個室環境として利用することもできます。ただしホテルのカラオケ施設などはWiFiが整備されていないケースもあるので事前に確認しておくとよいでしょう。

仕事の環境が整っているうえで、あると嬉しいもの

ワーケーションでは自宅で働くよりもリラックスし、生産性を高めることが目的ですから何よりも仕事の環境が整っていることが重要です。そのうえで非日常を感じることができると、なお充実したワーケーションとなるでしょう。

仕事の合間で短時間でリフレッシュできるものがあると嬉しいですよね。

眺めが良い部屋はそれだけで非日常を楽しめるご褒美

ビーチリゾートなど部屋からの眺めが良い施設もおすすめです。ワーケーションでは部屋で働く時間も長くなりますので仕事の合間に部屋から外を眺めたり、ベランダでちょっと空気を変えて働くなど、きれいな眺望があるだけでリフレッシュできます。

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仕事をしていても外の眺めが良いだけで非日常的な刺激を受けることができる。

都市のホテルでも夜景が楽しめたり、古い町並みを見渡せたり、普段と異なる眺めの中で働くのは五感を刺激し、テンションが高まるものです。

チェックイン、チェックアウトの時間が柔軟だと便利

多くの宿泊施設はチェックインは15時、チェックアウトは10時(または11時)となっています。しかし仕事のスケジュール都合上、午後早々に会議があったり、午前中一杯区切りがつくまで働きたい、ということもあるでしょう。

ビジネスホテルなどでは平日テレワークプランなどで利用時間が柔軟なところもありますが、ワーケーションで訪れたいリゾート地ではまだまだ固定された時間のところが多いのが実態です。

ワーケーションで平日集客を考えている施設にはチェックイン、チェックアウト時間の融通が効くプランがあると嬉しいもの。今後の拡充に期待したいところです。もしくは先に書いたように短時間の個室空間と併用できてもよいと思います。

短時間で楽しめるご当地アクティビティがあると嬉しい

ワーケーションでは日中に業務があるため半日もしくは終日消費するアクティビティは入れにくいものです。もちろん週末や有給休暇と組み合わせて現地ならではのアクティビティも存分に楽しむのも良いでしょう。

しかし多くのワーケーションプランが平日集客を期待している割に長い時間を要するアクティビティを売りにしているのは違和感があります。

ヨガ体験やスパなど、短時間で楽しめるものは仕事の合間でも楽しめるので嬉しいものです。ご当地ならではの文化体験なども素晴らしいですが短時間で体験でき、時間の選択が柔軟なものがあると便利です。

ちょっとしたTips。温泉は短時間でリフレッシュできる

温泉地もワーケーションでおすすめの場所の一つです。仕事が煮詰まった時にちょっと露天風呂に入ってくる、など気持ちの切り替えにもなります。半日、一日消費してしまうレジャーは仕事の中では中々できないけれど、温泉を楽しむ時間程度ならば合間に見つけることもできるでしょう。

温泉がある場所は仕事の合間にもリフレッシュできて嬉しい。

ルートイン上諏訪

施設によっては日中清掃などで温泉を利用できないところもありますので予め温泉利用可能な時間を確認しておくとよいでしょう。

観光業界企画のワーケーションプランは使いづらいことも

ワーケーション利用者に便利なプランや施設が増えることを期待

観光業界ではコロナからの回復の一つの手段としてワーケーションを期待しているところもあります。ビジネス利用で平日集客も期待でき、またワーケーションプランとして特別感を出すことで客単価の向上も期待できます。

しかしワーケーションの場合、何よりも重要なのは仕事(テレワーク)の環境が整備されていることです。特別なアクティビティを優待するよりは安価な平日料金設定に加え、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトなどの柔軟性や個室環境の提供などでオプション料金を設定し、休日料金に近い客単価とする、などワーケーションにとって便利なプランが増えると一層便利なものになるでしょう。

平日連泊を優待することで、利用者が、よりアクティビティのための時間を作りやすくすることもできるかもしれません。

今回の記事はワーケーション利用者へのTipsとして記していますが、宿泊施設や観光業者の方にもヒントになれば嬉しいです。

その他のワーケーションに関する情報はこちらの記事も参照してみてください。

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