冬の八ヶ岳おすすめ1日プラン<湯川氷柱と吐竜の滝>

湯川氷柱

冬の八ヶ岳ならでは氷柱と滝巡りを楽しもう

こんにちは。八ヶ岳にテレワーク移住している、たまさんです。このブログではワーケーションやテレワークについて書いていこうと思っています。

今回は冬ならではの氷柱と滝を巡るプランです。雪を歩きますがスノーシューが必要なほどではありません。長靴があれば十分楽しめます(チェーンスパイクなどの滑り止めがあるとなお安心です)。

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小淵沢周辺を朝出発し、2箇所を巡って午後戻ってくる1日プランです。いずれの場所もアクセスが不便なので車での移動がよいでしょう。冬期のプランですので車はスタッドレスタイヤ装着が前提です。雪の少ない八ヶ岳南麓ですが交通量が少ない道では凍結箇所もあります。夏タイヤでの訪問は避けてください。

南牧村の湯川氷柱へ行ってみよう

湯川氷柱は自然が作る氷の芸術

氷柱は雪解け水が凍って柱状になるものです。屋根の軒下などにあるものを想像しがちですが湯川氷柱は規模が違います。まるで氷の壁のようです。あまり有名な名所ではないのですが冬の八ヶ岳に訪れるなら一見の価値がある場所だと思います。

アイスクライミングの愛好家には知られた場所で週末などは多くのクライマーが氷の壁を登っています。アイスクライミングは必ず支える人とペアで行うので興味がある人はクライミングサークルなどを探してみてください。この記事では純粋に氷柱を見学することを想定しています。

湯川氷柱は手前の駐車場から歩く

そこまで有名な名所ではないのでカーナビなどで検索できないケースも多いと思います。Google Mapでは検索できるので湯川氷柱駐車場の地図を貼り付けておきます。小淵沢駅から出発すると車で1時間程度です。清里で国道141号に入り、南牧村役場を過ぎてしばらくしたら左折します。左折箇所には特に看板などが出ているわけではないので地図を参考にしてください。

湯川氷柱もGoogle Mapで検索できますが駐車場から先には車で進まないようにしましょう。駐車場から先は雪が残る林道です。スタッドレスタイヤ装着の車でもスタックの恐れがあります。狭い林道ではスタックすると戻るのも一苦労ですので駐車場に停めて歩くのをお勧めします。

駐車場から氷柱までは徒歩で小一時間をみておきましょう。往復と現地での散策を考えると3時間見ておけばよいでしょう。氷柱は川沿いにあります。林道から河原へ降りる場所が分かりにくいのですが、氷柱より先は林道が完全通行止めになっているのでそこまで行ったら行き過ぎです。少し戻ると下り口を見つけられることでしょう。

降雪直後や平日で人が少ない時は河原に降りるトレースが分かりにくい場合もあります。道迷いなどのリスクもありますのでトレースがない場合は無理をせず歩ける範囲で楽しんでください。

至るところにある巨大な氷の壁を楽しもう

河原まで降りたら渓谷の両側に氷の壁がたくさん見えます。ハシゴのような細い橋もあります。雪で滑らないように注意して渡河したら奥に巨大な氷の壁が出てきます。他にも河原には随所に巨大な氷柱がありますので気ままに散策してみましょう。

河原に巨大な氷の壁。圧倒される大きさだ。アイスクライマーも多い場所だが氷の壁の前では人が小さく見える。

週末などはアイスクライマーも多く、踏み固められたトレースができているのでそれを外れることなく歩くようにしてください。また傾斜が急なトレースを歩く時はチェーンスパイクなどの滑り止めを使いましょう。

長靴は雪道を歩くには便利ですがそのままでは車の運転もしづらいですし町中を長靴で歩くのに抵抗がある人もいるでしょう。日本野鳥の会が提供している長靴は折りたたみもできるので車に積んでおき駐車場で履き替えるのにも便利です。(僕はこれのメジロ色を愛用しています)

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日本野鳥の会 長靴 メジロ

清里の吐竜の滝にも立ち寄ってみよう

湯川氷柱を堪能したら小淵沢方面へ戻る途中、清里の吐竜の滝に寄り道してみましょう。吐竜の滝は岩肌を流れ落ちる滝ですが水量が多いため冬でも凍結しません。ですが雪の渓谷のなかで豊かな水が滴る滝も美しいものです。

吐竜の滝は駐車場から徒歩10分程度です。雪が残るハイキングコースを歩きますがよほどの降雪直後でもない限りは長靴で十分滝までは歩けると思います。なお吐竜の滝から先にも東沢渓谷沿いのハイキングコースがありますがここは歩く人が一気に減るのでトレースがはっきりしない場合もあります。先を目指す人はきちんとしたスノーハイキングの装備で道迷いに気をつけてください。

吐竜の滝は水量が多いため冬でも凍結しない。氷瀑ではないが雪の中の滝も風情がある。

ランチは途中の国道141号沿いで

順番が前後しますがランチは湯川氷柱から吐竜の滝へ移動する途中で食べるのがお勧め。午前中湯川氷柱を巡るとちょうど野辺山や海ノ口辺りでランチタイムになるはずです。ですがこの辺りはレストランが少ない地域。そこで国道141号沿いにあるレストランを2軒紹介します。いずれも長年地元で愛されている名店です。

海ノ口のストローハットはメニュが豊富なレストラン

ストローハットは国道141号沿いで湯川氷柱からも遠くありません。小海線の線路と国道が交差する踏切のところにあります。ここは定食もあればピッツアなどもあり豊富なメニュが魅力です。黄色の大きな麦わら帽子の看板が目印です。

大きな帽子の看板が目印のストローハット。長年愛されている豊富なメニュはいずれもお勧め。

レストラン141は上質な肉と野菜が楽しめる

レストラン141は野辺山に近い国道141号沿いのレストランです。看板は焼肉と出ていますが焼肉以外にも楽しめます。ハンバーグやメンチカツなどもA5ランクの和牛肉を使っていて絶品です。またサラダでは地場の野菜をふんだんに使っているのでお肉だけでなく野菜も美味しいレストランです。

レストラン141はA5ランク和牛をふんだんにつかったメニュがお勧め。ハンバーグやメンチカツも人気です。もちろん焼肉も楽しめます。

冬の八ヶ岳ならでは氷の景色を堪能しよう

いかがでしたか?今回は氷柱と滝。いずれも冬ならでは景色を楽しめる場所を紹介しました。難易度は高くない場所を選んでいますが、運転の際は路面凍結に注意し安全運転を心がけてください。また雪道の散策は降雪直後など天候によってコンディションが大きく変わります。トレースがない場合は無理をしない、などくれぐれも気をつけて楽しんでください。

その他の八ヶ岳南麓巡りについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

実相寺の神代桜