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蓼科山なら八ヶ岳山頂にも日帰りハイキングで行ける
今回は紹介するのは蓼科山山頂を目指すハイキング。百名山のひとつ八ヶ岳連峰のもっとも北にある山です。日帰りでも山頂を目指すことができますよ。
それなら蓼科山はどうかな?日帰りでも山頂まで行けるよ。標高2,531mからの景色は気持ちいいよー
せっかくだから八ヶ岳に登りたい!でも体力や装備に自信がない。そんな人は蓼科山に登ってみましょう。日帰りでも十分楽しめて、標高2,500m超えの山頂からはきれいに360度パノラマが見えますよ。
蓼科山はいろんな登山ルートがある
蓼科山への登山ルートは七号目登山口以外にもいくつかあります。その中で人気が高いのは2コース。大河原峠から登るものと女神茶屋から登るものです。
今回は七号目登山口ルートを中心に紹介します。駐車場が広く停めやすいこと、比較的短い時間で歩けるためです。他のルートも記事の後半で簡単に紹介しておきます。
七号目登山口往復コースの案内
七号目登山口にある蓼科神社の鳥居からスタート
スタート地点となるのは七号目登山口駐車場。駐車場にはトイレもあるのでハイキング前に立ち寄っておくと安心です。
駐車場から数分歩くと鳥居が見えます。蓼科神社一の鳥居でここが登山道入口です。実は蓼科山は山全体が信仰の対象。山頂には小さな祠があります。きれいな円錐型の山なので古くから山岳信仰の対象となっていたようです。
スタート地点となる七号目の鳥居。ここを潜ってハイキングスタートです。
なんか厳かな感じがする鳥居からのスタート。素敵ですねー
円錐形の山なので最初は比較的緩い登りでだんだん急になっていきます。最初は気持ちいい森歩きです
最初は緩やかな森の中。だんだん傾斜は急になっていく
登山道を歩くと最初の20分は緩やかな森歩きです。だんだん傾斜がキツくなってきますがそれでも歩きやすいトレイルです。
登山道の歩き始めの景色。最初は緩やかに森の中を歩く
傾斜がキツくなってきたな、というあたりが馬返し。ここから70分直登します。途中休みながらゆっくり登っていきましょう。途中ザンゲ坂のあたりは道が細かい石でガレています。帰り道(下り)の時に滑らないように注意しましょう。
地図を見ると20分歩くと「馬返し」、もう少し歩くと「ザンゲ坂」。だんだん険しくなるのが想像できますよね(笑)
登り始めて90分。しんどくなったところに山小屋が現れる
歩き続けて90分。ちょっと休みたいな、という頃に山小屋が見えてきます。将軍平にある蓼科山荘です。ここは休憩もできるスポットなので一息入れましょう。
ドリンクや食事もできます。山小屋グッズやTシャツも売っているので気に入ったものが見つかったら記念に買うのもいいですね。
ここは大河原峠からのルートや北横岳方面へ抜けるルートが交わる辻になっていて各ルートから登る登山者で賑わっています。
小屋の前にオリジナルTシャツが並んでるんだけど、すっごくかわいいの!つい買っちゃいましたー
将軍平にある蓼科山荘。ここで一息入れよう。食事やグッズも手に入る。
蓼科山荘から山頂までは岩の急登。だけど山頂からは360度パノラマ絶景が!
蓼科山荘から山頂へは約30分。円錐形の頂上へ向かうので急登です。岩を階段のように登ります。とはいえ滑落するような崖ではなく、気をつけて登れば大丈夫。頑張って登りましょう。
蓼科山山頂直下の急斜面。写真だと分かりにくいが結構段差がある。下には蓼科山荘が見える。
ここが蓼科山の核心部かしらね。トレッキングポール(ストック)はしまった方が楽に歩けますよ
山頂は岩がゴロゴロしています。中央には蓼科神社の小さな祠も。晴れていれば山頂からは八ヶ岳連峰や霧ヶ峰、南アルプスなどが美しく見えます。
あいにく雲がかかっていてパノラマ全景は見えませんが北八ヶ岳方面の景色が広がっています。
山頂直下にも蓼科山頂ヒュッテという山小屋があります。ここで食事などの休憩を取るのもいいですね。テラス席で山頂からの眺めを楽しみながらの休憩は気持ちいいですよ。
蓼科山頂ヒュッテで他の登山者が食べていたカレーがすごく美味しそうだった!(←カレー大好き)。残念ながら僕は売り切れで食べられず….また行こーっと!
他にも大河原峠、女神茶屋からの登山ルートもある
蓼科山へ登る他のルートも簡単に紹介します。大河原峠ルートと女神茶屋ルートが人気です。
大河原峠ルートは一番短く山頂へ行ける
一番短時間で登れるのがこの大河原峠コースです。スタート地点は七号目登山口から車で10分程度奥にあります。大河原峠の駐車場は七号目ほどキャパシティがないので満車になることも。その場合は七号目まで戻って登りましょう。
大河原峠から約100分で蓼科山荘です。比較的傾斜も緩いコースなので家族連れで登るにはこっちがいいかな
女神茶屋ルートは歩く時間が長くなるので時間設定に注意する
ビーナスライン沿いにある女神茶屋駐車場から登るコースです。女神茶屋は蓼科山の反対側にある八子ヶ峰への登山口としても人気です。本数は少ないもののバスでも行けるので公共交通機関で行けるのもメリットです。
女神茶屋からは七号目や大河原峠とは反対側から登ることになります。往復約5時間と時間が長くなるほか蓼科山荘を経由しないので途中に山小屋がありません。水や行動食を忘れずに持参しましょう。
山頂へ直登していくので途中急なところもあります。地図をよく見て気をつけて登ってね
蓼科山ハイキングの注意点
蓼科山の難易度
今回紹介する蓼科山。七号目登山口往復コースの難易度は🥾🥾。往復でちょうど4時間程度なのでギリギリ難易度🥾🥾といった感じです。歩く時間は半日ですがアプローチなどを考えると1日ハイキングになりますね。
八ヶ岳連峰の中では比較的登りやすい山です。最初の一座として試してみてはどうでしょう?
途中に山小屋もあって休憩もできるし、最後の岩場を気をつければ家族ハイキングにもいいですよ
(参考)ハイキングコース難易度の目安
ハイキングの定義も人によってまちまちだけど、ここではこんな目安で考えています。
- 日帰りで山歩きや森歩きを楽しめる(往復で2〜6時間程度)
- 登山道や遊歩道が整備されている(ただしトレッキングシューズは必要)
- 山頂を目指すコースもあるが山頂登頂にこだわらない
ハイキング、トレッキング、登山。似たような名前のアクティビティがありますが、いずれも明確な違いはありません。英語の”Hiking”はかなり秘境まで何日も歩く旅を差すこともあります。
ここでは「日帰り山歩き」をハイキングとして紹介します。中には山頂を目指すものもありますし、中にはトレイルを歩くだけのものもあります。いずれも自然の中でリフレッシュできるので、この機会にハイキングを始めてみてはいかがでしょうか。
難易度はあくまで目安なので経験・装備・天候などを考慮して楽しんでね。
- 難易度🥾:特に高低差は多くない。トレイルを歩く森林浴レベル
- 難易度🥾🥾:登り下りがある。登山道を歩くレベル(登山口往復4時間程度まで)
- 難易度🥾🥾🥾:登り下りがある。日帰り登山のレベル(登山口往復4時間以上)
(参考)ハイキングで必要な基本装備と服装
ハイキングで必要な装備と服装の注意点を簡単にまとめてみたよ。参考にしてみてください。
蓼科山へのアクセス
今回のコースの始点と終点になる七号目登山口へのアクセスを紹介します。七号目駐車場まで車で行くのが一番簡単ですが蓼科牧場(冬季は白樺高原国際スキー場)からゴンドラリフトを使って七号目登山口下まで行くこともできますよ(ゴンドラ下車から七号目まで徒歩約20分)。
- 住所:〒384-2309 長野県北佐久郡立科町芦田八ケ野
八ヶ岳南麓で絶景をハイキングで楽しもう
八ヶ岳南麓には本格的な登山をしなくても楽しめるハイキングコースがたくさんあります。このコースは途中休憩スポットもたくさんありますのでお弁当を持ってピクニック気分で楽しむのもいいでしょう。
その他の八ヶ岳南麓ハイキング情報はこれらの記事も参照してみてください。
八ヶ岳に登るとなると体力や装備が心配だなあ。せっかくだから登ってみたいんだけど、、