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清泉寮から吐竜の滝へ歩いてみよう
今回は夏の季節にぴったりな森と水辺のハイキングコースを紹介します。吐竜の滝は駐車場から徒歩10分とお手軽さが人気の場所です。清泉寮から周回すると2時間半程度のハイキングが楽しめるので夏の季節におすすめです。
吐竜の滝は駐車場が近いけど今回は清泉寮から歩くコース。牧場、森、水辺とバラエティあふれるところをお手軽に楽しめるよ。
今回のコースは清泉寮のWebサイトでも紹介されています。途中の道がわかりにくいところもあるのでこのWebサイトも参考にして歩いてください。
吐竜の滝だけが目的なら徒歩10分程度の散歩で楽しめる
吐竜の滝は清里から近い滝。川俣川渓谷沿いにある滝です。岩間から流れ落ちるさまから「竜の吐く滝」と名付けられています。滝だけを目的とするなら駐車場から歩けば10分程度なのですが今回は清泉寮から周回するコースを紹介します。
清泉寮〜吐竜の滝周回コースの案内
まずは清泉寮本館を目指して行こう
このコースは周回コース。出発も終点も清泉寮本館になるので車で訪れやすい場所です。また清泉寮は清里駅からも歩けるので鉄道利用でも便利です。
なお鉄道利用の場合は清泉寮を終点とせず、ポール・ラッシュ通りに出たらそのまま清里駅へ下る方が便利でしょう。
清泉寮から森の中へ入ると一気に涼しくなる
清泉寮本館横の道がスタート地点です。牧場横を少し歩くとトレイルは森の中へ。牧場横を歩いている間はトレイルがわかりにくいのですが曲がり角には看板が出ているので見つけていきましょう。
曲がり角にはこのような看板がある。いくつかトレイルがわかりにくい場所があるので看板を頼りにして進んでください。
森に入って日差しが避けられると一気に涼しくなります。段々トレイルは沢に向かって下っていきます。広葉樹を中心とした気持ちのいい森です。
清泉寮はジャージー牛乳のソフトクリームが有名。行きに食べるか帰りに食べるか。私は行きはシューアイス、帰りにソフトクリームにしました。
森から吊橋を渡って渓谷を歩く
沢まで下りると吊橋があります。吊橋を渡って川俣川を超え、沢の反対側のトレイルへ。水沿いの森の中は真夏でも涼しさを感じることができます。基本的には歩きやすいトレイルですが部分的に手も使うような岩場もあります。道がぬかるんでいると滑りやすいので気を抜かずに歩いていきましょう。
森を下ると川俣川にかかる吊橋が。橋を渡ると沢沿いの道となる。
吐竜の滝は岩間から流れ落ちる庭園のような滝
吐竜の滝まで来たらひと休み。滝を眺めてしばらく休憩しましょう。この滝は水量が多く冬でも凍結しません。岩間から溢れ出る滝はまるで天然の庭園のようです。
滝の近くの岩に腰掛けてひと休み。季節ごとに楽しめる滝ですが夏は苔と滝の組み合わせがいいですね。
夏の緑と吐竜の滝。苔の後ろに滝がある、というのが天然の庭園のよう。
吐竜の滝から再び清泉寮を目指す
吐竜の滝から再び清泉寮を目指しましょう。今回は周回コース。滝の駐車場に向かい、まずは橋を渡りましょう。橋を渡ったらすぐに分岐があります。この分岐がわかりにくいので注意しましょう。
分岐はちょっと急斜面。夏は草が覆っているので入口がわかりにくくなっています。多くの人はメイントレイルを歩き吐竜の滝駐車場に向かうので付いていって通り過ぎないよう気をつけてください。小海線の高架下まで来たら行き過ぎです。
森を抜けると聖アンデレ教会が見えてくる。ここまでくればポール・ラッシュ通りももうすぐだ。
森の中を登ると清泉寮はすぐ。開放的な牧草地を抜けて聖アンデレ教会まで来たらポール・ラッシュ通りに落ち合います。清泉寮へ戻るなら左へ坂を登りましょう。鉄道で清里駅を目指すなら右へ降りれば駅につきます。
清泉寮〜吐竜の滝ハイキングの注意点
清泉寮〜吐竜の滝の難易度
今回紹介する清泉寮〜吐竜の滝周回コースは難易度🥾。2時間半程度で周回できます。ただし渓谷沿いの岩場を歩きますので滑りにくい靴を選んでください。長い距離ではないですが多少の登り下りはあります。また水に濡れた岩やぬかるみもあるので気は抜かずに歩きましょう。
牧場、森、沢、滝とバラエティに富む風景を手軽に楽しめるのがいいですね。
清泉寮本館に戻る手前にあるファームショップ。名物ジャージー牛乳ソフトクリームはここでも味わえる。
牧場グルメを楽しめるも魅力。清泉寮本館だけでなくファームショップでもソフトクリームは楽しめますよ。こっちのほうが空いてておすすめかも。
(参考)ハイキングコース難易度の目安
ハイキングの定義も人によってまちまちだけど、ここではこんな目安で考えています。
- 日帰りで山歩きや森歩きを楽しめる(往復で2〜6時間程度)
- 登山道や遊歩道が整備されている(ただしトレッキングシューズは必要)
- 山頂を目指すコースもあるが山頂登頂にこだわらない
ハイキング、トレッキング、登山。似たような名前のアクティビティがありますが、いずれも明確な違いはありません。英語の”Hiking”はかなり秘境まで何日も歩く旅を差すこともあります。
ここでは「日帰り山歩き」をハイキングとして紹介します。中には山頂を目指すものもありますし、中にはトレイルを歩くだけのものもあります。いずれも自然の中でリフレッシュできるので、この機会にハイキングを始めてみてはいかがでしょうか。
難易度はあくまで目安なので経験・装備・天候などを考慮して楽しんでね。
- 難易度🥾:特に高低差は多くない。トレイルを歩く森林浴レベル
- 難易度🥾🥾:登り下りがある。登山道を歩くレベル(登山口往復4時間程度まで)
- 難易度🥾🥾🥾:登り下りがある。日帰り登山のレベル(登山口往復4時間以上)
(参考)ハイキングで必要な基本装備と服装
ハイキングで必要な装備と服装の注意点を簡単にまとめてみたよ。参考にしてみてください。
清泉寮へのアクセス
清泉寮へのアクセスを紹介します。車が便利ですが小海線・清里駅から歩くこともできます。吐竜の滝単体を目指す人のために吐竜の滝駐車場へのアクセスも掲載しておきます。
- 住所:〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545 清泉寮
- 電話番号:0551-48-2111
- Webサイト:https://www.seisenryo.jp/
夏の八ヶ岳南麓で水辺を歩くハイキングを楽しもう
八ヶ岳南麓とはいえ真夏は暑い季節。森を歩き、滝を眺めて涼を感じるハイキングはどうでしょう?清泉寮を起点とした周回コースなのでハイキング後にはソフトクリームで体を冷やすこともできますよ。
その他の八ヶ岳南麓ハイキング情報はこれらの記事も参照してみてください。
暑い夏は水辺を歩くハイキングコースとか行ってみたいよね