冬の八ヶ岳おすすめ1日プラン<車山でスノーハイキング>

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車山でスノーハイキングを楽しもう

こんにちは。八ヶ岳にテレワーク移住している、たまさんです。このブログではワーケーションやテレワークについて書いていこうと思っています。

今回はスノーハイキングのプランについて紹介します。スノーハイキングはお手軽に雪山を楽しめるアクティビティで近年人気が高まっています。八ヶ岳周辺でも楽しめるエリアがたくさんありますが今回紹介する車山も人気コースのひとつです。

小淵沢周辺を朝出発し、午後戻ってくる1日プランです。車山へのアクセスは車が便利です。今回も車での移動を想定しています。

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車山のアプローチは2箇所ある

車山は八ヶ岳のお隣、霧ヶ峰高原の最高峰です。小淵沢からは車で1時間弱で到着できます。麓には車山高原SKYPARKスキー場があり、スキー場からのアクセスも可能です。山頂には大きな気象レーダーがあり、山小屋や湿原歩きを楽しめるコースです。

スキー場からのアクセスはリフトも使えて便利

初心者は車山高原スキー場からのアクセスが便利です。スキー場を起点にするとリフトで山頂近くまでアクセスできます。またスキー場でスノーシューのレンタルもできます。スノーシューなどの道具が揃っていない方でも楽しめるのも魅力です。

なお、スノーシューではゲレンデ内の歩行ができません。というのはスノーシューには雪の上でも歩けるように鋭利なトゲがついておりこれがゲレンデを荒らしてしまうためです。また山頂へ向かう2つのリフトのみが利用可能となっているので注意してください。

レンタル料金などはスキー場のWebサイトを参照してください。

車山肩駐車場からは湿原へのアクセスがすぐ

もうひとつのアプローチは車山肩駐車場に車を止めてスタートします。駐車場はスキー場を通り越して10分程度です。10台程度駐車できるスペースがあります。スペースが限られるので週末などは早めに到着する必要があるので注意してください。

ここは夏はドライブインなどがある場所ですが冬季は休業しています。特にレンタル店などはありませんので道具を持っている人が対象となります。スノーハイキングで必要な装備についてはこちらの記事を参考にしてください。

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車山肩駐車場からすぐのところに山小屋ころぼっくるひゅってがあり、食事やコーヒーを楽しむことができます。冬季も原則営業していますが天候などでお休みの時もありますので営業状態は事前に確認してください。

車山山頂から蝶々深山を巡る

今回はスキー場を起点に車山山頂〜ころぼっくるひゅって〜蝶々深山〜車山乗越〜下山というコースを紹介します。車山肩駐車場から出発する場合はころぼっくるひゅってを起点に逆回りが良いでしょう。車山乗越から車山山頂が下りになるのでいくぶんか楽になるためです。なお車山乗越〜車山山頂の間はゲレンデ内を歩きますのでスキーヤーとの衝突を避け、コース端を歩くようにしてください。

リフトを使って楽々アクセス

スキー場からはリフトを使って山頂を目指しましょう。第1リフト(スカイライナー)と第3リフト(スカイパノラマ)を乗り継げばすぐに山頂直下です。ここからスノーシューを履いて山頂を目指しましょう。

車山山頂からの眺めを楽しもう

車山は霧ヶ峰高原の最高峰。山頂からは360度のパノラマ絶景を楽しむことができます。八ヶ岳がすぐ近くに見え、北アルプスも見えます。雪を冠った八島湿原や車山湿原など真っ白な雪原も美しいものです。

今回のコースは車山山頂からは基本的に下り歩きです。山頂から車山肩方面を見るところぼっくるひゅってが見えます。すぐ下に見えますが道が巻いているのでゆっくりと景色を楽しみながら降りていきましょう。

車山山頂のシンボル、気象レーダー。ゲレンデトップからすぐです。この日は生憎の天気でしたが晴れていれば素晴らしい絶景スポット。

山小屋カフェを味わう

ころぼっくるひゅっては車山にある山小屋です。冬季も営業していますが天候などで休業することもあります。WebやSNSなどで確認しておくと良いでしょう。ここは由緒ある山小屋で天皇陛下も訪れています。またアニメ「ゆるキャン△」にも登場していて聖地巡礼としても楽しめます。

人気メニューはボルシチです。ビーフシチュー的な味わいで寒い冬にお勧めです。またコーヒーもサイホンで入れてくれるので美味しいですよ。

ころぼっくるひゅってはボルシチが名物ですがコーヒーやスイーツも美味しいのでカフェとして休憩するのもお勧めです。

湿原歩きと蝶々深山へ

ころぼっくるひゅってからは車山湿原に下ります。湿原は高い木がないので広く真っ白な雪原です。天気のいい日は雪の照り返しが強いのでサングラスはお忘れなく。真っ白な雪原をスノーシューで歩くのは気持ちいいのですがご注意を。湿原内の貴重な高山植物を守るために歩道以外は歩かないように気をつけましょう。

車山湿原を一回りし、蝶々深山に登ってみましょう。そんなに急な上りでもないのですぐに山頂に着くことでしょう。ここからや八島湿原や霧ヶ峰高原の外輪などが広く見渡せます。なお山頂は風が強いことが多いので天候が良くない時は蝶々深山はパスしたほうが安心です。

蝶々深山を下ったらすぐに車山乗越。ここからスキー場の端を歩きながら下山します。

車山湿原と蝶々深山。いずれも雪で真っ白です。大変な登りではないので絶景を楽しんでください。ただし風が強いので悪天候の時はおすすめしません。

八島湿原などへ足を伸ばせば1日コースにも

今回紹介したコースであれば3時間程度で十分楽しめます。しかし八島湿原などへ足を伸ばせば丸一日のスノーハイキングも楽しむことができます。八島湿原はミニ尾瀬とも言えるところで広い湿原と周囲の山の風景を楽しむことができます。また沢渡周辺ではテレマークスキーも楽しむことができます。この地域は晴天率が高いのですが悪天候になると雪原の雪が風で巻き上げられ視界が著しく悪くなることもあります。

八島湿原の山小屋は冬季休業のところが多く悪天候となっても避難するところが限られます。きちんとした装備と経験が必要です。まずはお手軽なコースで経験を積み、徐々に行動範囲を広げていくと良いでしょう。

その他の八ヶ岳南麓ハイキング情報はこちらの記事も参照してみてください。