【初心者向け】スノーハイキングで必要な装備とは?

入笠山スノーハイキング

冬の八ヶ岳エリアでスノーハイキングを楽しもう!

ハイキングは冬も楽しめる

こんにちは。八ヶ岳にテレワーク移住している、たまさんです。このブログではワーケーションやテレワークについて書いていこうと思っています。

今回は八ヶ岳周辺で楽しめる冬のアクティビティ、スノーハイキングについて紹介します。スノーハイキングとは雪の上を歩くもので夏のハイキングとは異なる体験が楽しめます。冬は空気が澄んでいるので真っ青な空と真っ白な雪のコントラストを楽しみながら山を散歩するのは格別です。

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八ヶ岳周辺には人気のスノーハイキングエリアがたくさんあります。今回はスノーハイキングで必要な装備について紹介します。

スノーハイキングできる場所についてはこれらの記事も参考にしてみてください。

スノーハイキングで必要な道具とは

雪山を歩くスノーハイキングではそれなりの準備が必要です。雪の上を歩くと普通の靴では沈み込んでしまいます。数十cmの積雪でも膝まで埋まってしまいます。八ヶ岳周辺では1m以上の積雪となることも珍しくありません。そんな時に使うのがスノーシューです。

雪の上を歩くにはスノーシューが便利

スノーシューは「かんじき」の一種で靴にベルトで止めて使います。この大きさで体重を分散することで雪の上でも沈み込むことなく歩くことができるのです。スキー場から歩き始めるコースの場合はスキー場でレンタルしているところもあります。

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また、スノーシューで歩く際にはストック(ポール)があると便利です。慣れないうちはスノーシューで歩く時にバランスを崩すことがありますが、ストックがあれば転ぶ前に支えになります。また大きく踏み抜いてしまった場合もストックがあれば手の力を使って脱出しやすくなります。

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雪山と言うとピッケルを想像しがちですが、ピッケルが必要な場所はスノーハイキングには適しません。むしろ雪山登山の範疇に入ります。難易度も異なりますのでここでは紹介しません。より本格的な雪山登山を目指す場合は十分経験を積んだ上で検討してみてください。

靴は水が滲みないものを選ぼう

靴は一般的なトレッキングシューズ(登山靴)でも大丈夫です。またスノーボードのブーツのような雪用のブーツでも構いません。ここではアイゼンを使うような場所は想定していないので雪山専用の登山靴でなくともよいでしょう。ただし雪の上を歩くのですから水が中に染み込まない素材のものである必要があります。足が濡れると冷えて凍傷になる恐れもありますので気をつけてください。

トレッキングシューズなどはくるぶし丈のものが一般的です。なのでパンツの形状によっては雪が靴の中に入ってしまうことがあります。そんな時はゲーターを使います。ゲーターは靴に被せるように用い、靴の中に雪が入るのを防ぐことができます。

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スノーハイキングの服装

重ね着(レイヤード)が服装の基本

当然ですが雪山を歩くので服装は寒さ対策が重要です。しかし、一枚の分厚い防寒着があればいいというものではありません。雪の上とは言え歩いていると体は温まり、登りでは汗をかくこともあります。一方で休憩中など動きを止めると急に冷えを感じることもありますので状態に応じて体温調整できるように重ね着(レイヤード)が基本となります。

ベースレイヤー(肌着)は汗で冷えない工夫をしよう

ベースレイヤー(肌着)は汗冷えしないものを選ぶのが重要です。おすすめはウールの長袖Tシャツです。アウトドアブランドで多くのメリノウールTシャツなどが出ていますのでお好みのブランドで手に入れてみましょう。冬の肌着ではユニクロのヒートテックが有名ですが、ヒートテックは素材にレーヨンを使っているため汗をかくとむしろ冷えてしまうことがあります。スノーハイキングでは登りで汗をかくこともありますので、できればウール素材のものが良いでしょう。

またメッシュのインナーも大変便利です。これはメッシュ地の肌着で肌とインナーの間に空気の層を作るため汗をかいても肌が濡れず、冷えにくくなっています。冬の汗冷えはともすれば命取りにもなりかねないのでインナーは手を抜かずに準備しましょう。

くれぐれも汗を吸収しやすい綿(コットン)のインナーでスノーハイキングには行かないように注意してください。綿(コットン)は乾きにくく汗冷えを起こしやすい素材なのです。冬の汗冷えは低体温症の原因ともなりますので注意してください。

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中間着はフリースが便利

中間着は体温を保持するもので、ダウンやフリースなどが一般的です。ダウンは濡れると暖かさを失うのでフリースが便利でしょう。最近では濡れても保温性が下がらない人工ダウンの素材も出てきているので予算やブランドの好みなどで選んでみてください。

下半身も冷えますので、ウールなど素材のタイツなどを用いると良いでしょう。

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アウターは防寒性よりも防風防水を意識する

スキーウェアなどでは中綿がたっぷり入った厚手のアウターが一般的ですがスノーハイキングの場合は防寒性は中間着が担います。アウターは風を通さない、防水性を備えたものを選びます。ゴアテックスなどの防水透湿素材のものだと汗が発散がするので便利です。既に山用のゴアテックスのレインウェアを持っている人は(悪天候でなければ)そちらでの代用でもよいでしょう。様々なブランドからアウターは出ているので気に入ったものを探してみてください。

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特にパンツは防水透湿素材で、ゲーターを兼ねるものが便利でしょう。こちらで紹介しているノローナのパンツはブーツをしっかりと被せることができます。同様のモデルが様々なブランドからパンツも出ているので気に入ったものを探してみてください。

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手袋やネックゲイターなど小物も忘れずに

他には手袋が必需品です。スキー用のものでもよいですがインナーグローブがあるものだと気温に順応するので快適です。手袋も重ね着、というわけです。

他にネックゲイター、ニット帽などで肌が冷気にふれるのを防ぐことができます。山頂など風が強い場所では凍傷となる恐れもあります。顔や頭もできるだけ肌を出さないようにできる小物は必要です。

小物類では他にサングラスとゴーグルがあると良いでしょう。晴れていれば雪の照り返しが眩しいですし、急に天候が悪くなった場合にはゴーグルがないと目を開けていられません。両方持参するのが便利です。

スノーハイキングであると嬉しいグッズ

保温性の高い魔法瓶が嬉しい

寒い雪の上を歩くとは言えハイキングでは汗もかきますので水分補給は重要です。ペットボトルなどで飲み物を持ち歩くと気温によっては凍結してしまいます。また体を温めるためにもお湯などの温かい飲み物がよいでしょう。そんな時に便利なのが魔法瓶です。

サーモスなどの山用のボトルはコンパクトで、また長時間冷めにくくなっていますのでひとつ持参するとよいでしょう。お茶やコーヒーを入れてもよいですが、熱湯をたっぷり入れておくとハイキング中の休憩での水分補給にもなりますし、コーヒーやカップラーメンなども熱湯があれば作れますのでお湯が一番便利だと思います。

雪山ではカップラーメンなどもすぐに冷えてしまいますので食事用のジャグもあればなお安心です。

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あると楽しいヒップソリ

ヒップソリがあるとスノーハイキングが一層楽しくなります。ちょっとした斜面などで滑ると子供に戻ったように楽しめます。入笠山などでは湿原の斜面でヒップソリを楽しむ人がたくさんいます。

登山道を滑って下る人も中にはいますが、これは登山道を硬くしてしまい登る人が歩きにくくなりますし、登る人と衝突すると大変なことになりますのであまりおすすめできません。

広くて安全な場所で思う存分楽しんでください。ヒップソリは100均などでも手に入りますのでひとつ持っていると楽しいと思います。

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冬もハイキングを楽しもう!

スノーハイキングは雪山登山と違い、手軽に楽しむことができますが、それでも雪山という厳しい自然の中での遊びです。初心者の単独行は避けましょう。ガイド同行のツアーが安心です。また、きちんとした装備を備えて楽しんでください。

夏のハイキングとは異なる、新しい感動がきっとあります。その他の八ヶ岳南麓ハイキング情報はこちらの記事も参照してみてください。

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