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入笠山はお手軽なスノーハイキングが体験できる
こんにちは。八ヶ岳にテレワーク移住している、たまさんです。このブログではワーケーションやテレワークについて書いていこうと思っています。
今回はスノーハイキングのプランについて紹介します。スノーハイキングはお手軽に雪山を楽しめるアクティビティで近年人気が高まっています。八ヶ岳周辺でも楽しめるエリアがたくさんありますが今回紹介する入笠山は特に入門コースとして人気になっています。
小淵沢周辺を朝出発し、午後戻ってくる1日プランです。小淵沢を起点にすると車のほうが便利ですが電車でも楽しめます。
まずは富士見パノラマリゾートを目指す
小淵沢から車で30分程度の手軽さ
富士見パノラマリゾートは中央道 諏訪南ICから10分程度で到着できるスキー場です。小淵沢を車で出発すれば30分から1時間以内程度で到着できます。
車で訪れた場合はスキー場下の駐車場に停めます。駐車場は広いので停められないことはおそらくないでしょう。しかし到着時間によっては少し離れた駐車場になることもあります。離れた駐車場の場合はチケット売り場までのシャトルバスが出ますのでそれを使えば歩かなくても大丈夫です。スノーハイキングの場合はスキー、スノーボードと違って荷物も少ないのでバスを待たずに歩いてもさほど苦にはならないでしょう。
電車利用では時刻表を調べていこう
電車の場合は中央本線 富士見駅から送迎バスがあります。ただし1日2往復しか送迎バスは運行していないので注意してください。また宿泊している宿によってはスキー場までの送迎がある場合もあります。小淵沢駅から富士見駅までは普通列車で10分程度です。ただし本数は1時間に1, 2本と少ないので予め時刻表で調べておきましょう。
手ぶらで来てもスノーハイキングを楽しめる入笠山
まずはゴンドラのチケットを買おう
入笠山のよいところは富士見パノラマリゾートのゴンドラを利用できることです。スキー場のゲレンデトップまで一気にゴンドラで登ることができるので山頂までは1時間程度のハイキングで到着することができます。
ゴンドラは下山時にも使うので往復券を購入しましょう。チケットが往復分で2枚発券されますので下山乗車用チケットをなくさないように注意してください。
モンベルカードを持っていると割引になります。またチケットを買うと次回有効な割引券がもらえますのでシーズンに何回か訪れる方は割引を活用してください。
富士見パノラマリゾートはレンタルも充実
スノーハイキングは全て自前で揃えようとするとたくさんの装備が必要です。お手軽なハイキングとは言え雪山を歩くので服装や道具が必要になるためです。富士見パノラマリゾートではスキーレンタルのコーナーでスノーシューなどのレンタルも可能です。
スノーシュー、スノーブーツやウェアも借りることができますので手ぶらで来てもスノーハイキングを楽しむことができます。(ただし手袋、ニット帽、ゴーグルなどは販売のみとなるので持参がおすすめです)
なお、ご自身で装備を揃えたい、という方はこちらの記事も参考にしてみてください。
ゴンドラを降りたら絶景のスノーパラダイス
ゲレンデトップまではゴンドラで10~15分程度。ゴンドラを降りたらすぐに目の前には八ヶ岳の絶景があります。入笠山は晴天率が高いのでかなりの高確率で山頂からのパノラマ絶景を楽しめるはずです。
まずはスノーシューを履いて歩こう
ゲレンデトップからまずは森の中へ歩いていきましょう。森の中に踏み固められたトレイルがありますので初心者でも安心して歩けます。スノーシューではあまり大股にならず、少し引きずるように歩くとバランスを取りやすいです。慣れてきたら少し道を外れて新雪の上を歩いてみましょう。
まずはスノーシューでの歩き方に慣れてみよう。新雪の上を歩くのは気持ちいい!
ちょっと沈むけれど新雪の上でもスノーシューなら楽しく歩けるはずです。この独特の浮遊感を楽しんでみてください。15分も歩けば入笠湿原への入口に着きます。
湿原の上は一面の雪
入笠湿原は春夏秋と季節に応じた高山植物の花が咲く美しい湿原ですが冬は一面雪景色です。雪に覆われているため湿原のどこでも歩くことができます。
入笠山はゴンドラに犬を乗せることもできるので犬連れのハイカーも多く訪れます。また湿原の斜面でソリを楽しむ家族連れもよく見かけます。時間はたっぷりありますので湿原で景色を眺めたりソリを楽しんだりしてみてください。
山頂からは360度の大パノラマ
入笠湿原から入笠山山頂までは大体1時間程度で登ることができます。夏山よりは少し時間がかかりますしスノーシューで歩くのに慣れない人もいるでしょう。雪景色を堪能しながらゆっくり時間をかけて登ってください。
山頂からは八ヶ岳はもちろん、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、富士山、奥秩父と日本の多くの著名な山を360度の大パノラマで楽しむことができます。1時間程度の登りでここまでの絶景を楽しめる山はそうないでしょう。
山頂からは槍ヶ岳などの北アルプスも一望できます。この手軽さでこの絶景は入笠山ならではの魅力です。
入笠山山頂は樹林帯ではないので風が強い日がほとんどです。晴れた日でも風に当たると体が冷えますので山頂では防寒を意識して絶景を楽しんでください。
山小屋グルメを楽しもう
入笠山はお手軽な山ですが宿泊もできる山小屋があり、そこで名物グルメを楽しむこともできます。マナスル山荘は入笠湿原から山頂へ登る途中にあるので立ち寄りやすく、食事も美味しいのでおすすめです。
入笠山の名物はマナスル山荘本館のビーフシチュー
マナスル山荘本館のビーフシチューです。このビーフシチューは大変な人気メニューで週末などはお昼前には売り切れてしまうことも珍しくありません。
ゴンドラのチケットを買った人は電話でビーフシチューの予約もできますのでどうしても食べたい人は早めに予約を入れるといいでしょう。もちろん他のメニューも美味しいのでビーフシチューでなくとも楽しめます。
マナスル山荘本館のビーフシチューは早くに売り切れてしまう。そんな時は他のメニューも試してみよう。こちらはポークソテー。おすすめです。
午後1時を過ぎると週末はランチが売り切れてしまうこともあります。登る前、下山後いずれに寄っても良いですがランチを狙うなら早めに立ち寄ってください。売り切れの場合はゲレンデトップまで戻れば富士見パノラマリゾートのレストランがありますのでそこまでの我慢です。
入笠山スノーハイキングはお手軽だが奥が深い
入笠山はゲレンデトップから山頂往復だけならば3時間もあれば十分楽しめるお手軽なコースです。しかし湿原で雪遊びをしたり、山小屋でゆっくりランチを楽しんだり、一日雪山を楽しむことができます。
また山頂から小一時間歩けば大阿原湿原という入笠湿原とは異なる湿原まで歩くこともできます。テレマークスキーなど歩くスキーでも楽しめるコースです。この地域は晴天率も高いので悪天候に悩まされるリスクも比較的低い場所だとも言えるでしょう。ただし山頂往復コースを外れると一気に人が減ります。また雪が降ると夏の登山道以外のところも歩けるようになる代わりに道迷いのリスクも出ます。大阿原湿原などにも行こうと思う方はGPSマップなども持参して行ってください。
帰りに立ち寄れる温泉施設2選
入笠山の近くには日帰り温泉施設も多くあります。ここでは2つの温泉施設を紹介します。いずれも入笠山の帰りに立ち寄るには便利な場所です。
初めてのスノーハイキングを入笠山で是非楽しんでみてください。またその他の八ヶ岳南麓ハイキング情報はこちらの記事も参照してみてください。